重たい気持ちを「見えるもの」にする

気持ちが何かにとらわれて重いときは、
その「重さのかたち」を思い描いてみてください。
黒い石でも、濃い霧でも、沈む水でもかまいません。
見えないままでもやもやと抱えているよりも、
絵にしたり、名前をつけたりして外に出してみる。
そうするだけで心がふっと軽くなることがあります。

たとえば、
胸の奥の重さを黒い石として描いてみてください。
その石を紙の上に置くように描いたら、
その下に小さく、今の気持ちの名前を書いてみます。
「不安」でも「寂しさ」でも、「わからない」でもかまいません。名前をつけてあげる。
そして、ただそこにあることを認めてあげる。
それだけで十分です。

描き終えたら、
静かに目を閉じて、深呼吸をしてみる。
ゆっくり息を吸ってみましょう。
そして、吐く息でそのイメージを少し遠くに置くようにします。
重さに「ふたをする」というより、「また必要なときに開ければいい箱」に戻すような気持ちで。

今、あなたの心が少しでも軽くなっていますように。

そしてもし、
どうしても自分ひとりでは扱いきれない重さを感じるときは、カウンセリングという場所で一緒に見つめていくこともできます。

安心して話せる場所で、
あなたの心のかたちを少しずつ見えるようにしていきましょう。

投稿者プロフィール

水田 透
水田 透くれたけ心理相談室(高知支部)心理カウンセラー
相談者様の心にそっと寄り添い、少しでも軽くなるお手伝いができればと思っています。
心理カウンセラー 水田 透

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