影。

 

 

村上春樹の初期の作品のなかに

影を切り離すことによって生きていける

壁に囲まれた『街』が出てきます

切り離された影はその世界では

ひとつの自我として存在していました

私は子供の頃からこの話が大好きでした

そして『影』との対話に

とても興味がありました

ふといま

何故あの話に興味があったのか?

と考えると

たぶん『影』を切り離すという行為が

何か対価を払って

あるいは等価交換のような意味の代償を払って

この世界から離れるある種の方法を

示していたように思えたからかな

と思います

目を向けたくない現実から

逃れるある種の方法を…

 

ここまでお読みいただきありがとうございます

あなたの心が明日も晴れやかでありますように

投稿者プロフィール

水田 透
水田 透くれたけ心理相談室(高知支部)心理カウンセラー
相談者様の心にそっと寄り添い、少しでも軽くなるお手伝いができればと思っています。 心理カウンセラー 水田 透
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