経験と性質
こんにちは。
人は、とてもつらい経験をすると、
人のことが信用できなくなることがあります。
それは、ごく自然な反応です。
たとえば動物にも、そういう反応はあります。
ひどい目に遭って保護された動物のなかには、
「もう誰も信用しない」と言いたげな顔をしている子もいます。
野良猫でも、人懐っこい子もいれば、
どこかやさぐれた表情で、「ひとりで生きてきたんだ」と語るような子もいます。
植物だってそうです。
葉を虫に食べられすぎた植物は、
毒をもったり、身を守る工夫をしながら生き延びようとします。
人間も、誰かが困っていたら助けようとします。
もちろん、ひどいことをする人もいる。けれど、
「助けよう」としてくれる人たちの存在は、とてもありがたいものがあります。
でも、助けてもらったからといって、
傷ついた心がすぐに元に戻るとは限りません。
その後もあなたは、自分のペースで生きていくしかないのです。
そして動物や植物がそうであるように、
人間も、苦しみのなかで身につけた「自分を守るための性質」を、
そのまま保ち続けて、生きていくこともある。
だから、
あなたはあなたのままで、生きていていいのです。
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