やさしく、笑いかけてみてください

ときどき、自分を責めたくなることもありますよね。
あのときの言葉、あの態度。
もう少し自分でいられたら、こんな私じゃなかったら…
そう思うことも、きっとあるでしょう。

ところで、あなたには「誰かを大事にできた」記憶はありますか?
もしあるのなら、そのときの想いを、そっと心のなかに思い出してみてください。
大事にしていたものが人間でなくてもかまいません。
動物でも、植物でも、懐かしいぬいぐるみでもいいのです。

つらくて、自分の心がぎゅっとしているときは、
そのこころを少しだけ、手放してみましょう。

けれど、自分自身を手放してはいけません。
自分を大事にしないと、
誰かも、何かも、大事にはできないのです。
あなたこそが、大切なのです。

だからこそ、手を放したあとに――
小さなことにこだわっている自分を、
大きな空から見ているもう一人の自分を、想像してみてください。
ちっぽけだけど、懸命に生きている。
そんな自分を「バカだな」と思ったあとに、
自分に向かって、やさしい気持ちを向けてみてください。大事な誰かを想うときのような気持ちを。

そして、自分に向かって――
やさしく、笑いかけてみてください。

読んでくださり、
ありがとうございます。
心から、感謝しています。

投稿者プロフィール

水田 透
水田 透くれたけ心理相談室(高知支部)心理カウンセラー
相談者様の心にそっと寄り添い、少しでも軽くなるお手伝いができればと思っています。
心理カウンセラー 水田 透

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