弱さに気づける心について

弱い自分が情けなくて、ため息ばかりの日があります。

できない自分が苦しくて、心の中で泣いてしまう日もあります。

誰かの眩しさに、胸がチクっとすることだってある。

思ったように笑えなくて、ふと落ち込んでしまう日もあります。

でも、そんなふうに “弱さ” を自分で感じられる心こそが、

じつは誰かの痛みにそっと寄り添える器になるんだと思うんです。

自分の弱さを知っている人は、

人の涙の温度や、沈黙の重さを無視しない。

無理に励ますことも、答えを押しつけることもしない。

ただ、そばにいることの価値を知っている。

だから、弱さがあることは、恥じゃない。

欠けている部分でもない。

人と人をつないでいく “入り口” みたいなものなんです。

あなたが今日感じた弱さは、

きっと誰かの心をやさしく照らすために、

ゆっくりと育ってきたものなのかもしれません。

投稿者プロフィール

水田 透
水田 透くれたけ心理相談室(高知支部)心理カウンセラー
相談者様の心にそっと寄り添い、少しでも軽くなるお手伝いができればと思っています。
心理カウンセラー 水田 透

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