相談の地平
相談をする。
誰かに話をする。
それはとても自然な行為のはずなのに、
この社会では、意外と難しく感じられることがあります。
「これくらいで相談していいのかな」
「自分で何とかするべきじゃないか」
そんなふうに考えて、言葉を飲み込んできた人は、
きっと少なくないと思います。
でも、たいしたことじゃないと思っていたはずの出来事が、
ふとした瞬間に何度も頭に浮かんできたり、
理由ははっきりしないのに、気持ちだけが重くなっていくこともあります。
そんなとき、
煮詰まってしまう前に、
自分を少しだけゆるめておく場所があるとしたら。
言葉にならないままの気持ちを、
整理されていなくても、そのまま外に出してみる。
それだけで、呼吸がしやすくなることがあります。
カウンセリングが身近にある社会では、
人はそれぞれ、いろいろな気持ちのまま、
気軽に話をしに来ます。
大きな問題があるからではなく、
自分の安心や、心の静けさを保っておくために。
そういう役割を、
社会の中に自然に持っているということは、
とても素敵なことだと思います。
話すことは、弱さではありません。
自分を大切に扱おうとする、ひとつの方法です。
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