一本では頼りなく見えるものも、 いくつか重なると、 思いがけない強さになります。 形をそろえなくても、 同じ色でなくても、 向かう先が少しだけ似ていれば、 そこには新しい景色が生まれます。 細いもの同士は、 気づかないと […]
同じ場所に立っていても、 見える景色が違うことがあります。 ある日には始まりに見え、 ある日には終わりに見えます。 動いているのは、 風なのか、季節なのか、 それとも自分なのか。 わからなくなる瞬間があります。 そのたび […]
小さなものほど、 よく見ていると急いでいます。 けれど、その急ぎ方は、 誰かに追われているようには見えません。 迷いながらでもなく、 競い合っているようでもなく、 ただ、自分の役目へ戻っていくような足取りです。 速さばか […]
少しずつ、 誰かの期待に合わせているうちに、 鏡の中の自分が、 どこか他人のように見えることがあります。 生きやすくなるために選んだ形が、 生き苦しさになってしまうこともあるのです。
苦しいと感じているのに、 そこから離れることが いちばん怖いことがある。 扉の向こうに何があるかわからないからだ。 慣れ親しんだ痛みは、 自由より安心に見えることがある。 けれど、 息苦しさに慣れることと、 安心している […]
歩いていると、 考えても仕方のないことが 少しずつ身体の外へ出ていく。 答えは見つからなくても、 風の向きや空の色を見ているうちに、 問いとの付き合い方が変わることがある。
誰かにわかってほしい気持ちはあるのに 本当に話したら 伝わらないかもしれないと思ってしまうこともあります 軽く受け流されたり 思っていたのと違う形で理解されたり そんな経験が積み重なると 言葉は少しずつ慎重になる だから […]
弱さをなくそうとすると 弱さと一緒に やさしさも失ってしまいます 最初は傷つかないように 強くなろうとしたはずなのに いつのまにか 誰かの痛みに触れることまで 怖くなってしまうことがある 弱さは なくすものではなく 誰か […]
苦しいことが なくなるわけではない けれど 苦しみの中にいる自分を 見捨てないという生き方はある
長く誰かに合わせていると、 「本当はどうしたいのか」 わからなくなることがあります。 嫌われないこと。 波を立てないこと。 期待に応えること。 そうした積み重ねの中で、 自分の感覚は、 少しずつ遠くなっていく。 けれど、 […]