「本当に大事なものは、目には見えない」
サン=テグジュペリは
「本当に大事なものは、目には見えない」と言いました。
この言葉は、
ロマンチックな表現として
受け取られることが多いかもしれません。
けれど、心理の視点から見ると、
とても現実的なことを言っています。
人の安心感、信頼、尊厳、
「わかってもらえた」という感覚。
それらはどれも、
数値にも形にもなりません。
けれど、
カウンセリングの場で起きている変化の多くは、
まさにそうした
目に見えないものの中で起こります。
言葉にできなかった気持ちが
少しだけ外に出たこと。
自分を責める声が
一瞬、静かになったこと。
「ここにいていい」と
感じられたこと。
どれも、
外からは見えません。
けれど、
人が生きていくうえでは
決定的に大事な変化です。
逆に言えば、
目に見える成果だけを追い続けると、
人は自分の内側で起きている
本当の変化を見失ってしまいます。
サン=テグジュペリの言葉は、
「見えないものを大切にする感性を
失わないでほしい」という
静かな警告だったのかもしれません。
心理やカウンセリングが扱うのは、
いつも、その
見えない領域です。
だからこそ、
そこに触れることは、
派手ではなくても、
人の人生を深く支えます。
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