物語としての自分
「自分はこういう人間だ」と思っているとき、
その言葉の中には、これまでの出来事がたくさん詰まっています。
失敗したこと。
傷ついたこと。
誰かから言われたこと。
うまくできなかったこと。
そういうものが長いあいだ積み重なって、いつのまにか一つの物語になっている。
けれど、その物語がすべてではありません。
同じ一日を振り返っても、
別の出来事を思い出すことがあるでしょう。
あのときは何もできなかったと思っていたけれど、実は誰かのためにしていたことがあった。
逃げたと思っていたけれど、
本当は自分を守っていた。
そうやって別の出来事に光を当ててみると、
物語は少しずつ変わっていきます。
過去を変えることはできなくても、
過去の意味は、変わることがあるのです。
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