感情が溢れそうなときは、まず身体に戻ろう①


——頭が疲れたあなたへ贈る、小さなセルフセラピー


はじめに

「なんでこんなに苦しいんだろう」
そう思いながら、頭の中でぐるぐると考え続けた経験はありませんか。

なぜ自分はこう感じるのか。

どうすれば楽になれるのか。これは正しい感情なのか——。

考えれば考えるほど、出口が見えなくなる。気づけば夜中に天井を見つめている。

今日お伝えしたいのは、そういうときのための、ひとつの小さな方法です。

 


なぜ「考える」だけでは楽にならないのか

感情が溢れそうなとき、私たちはまず「頭」を使おうとします。

原因を探ろうとする。

意味を見つけようとする。解決策を考えようとする。
でも、それがかえって苦しくなることがある。

なぜかというと、感情はそもそも「頭」で生まれているわけではないからです。

感情は、身体で起きています。

胸が締め付けられる感じ。お腹がきゅっとなる感じ。喉の奥が詰まるような感じ。肩に力が入ったまま、何時間も経っていること。

感情は最初に身体に現れて、

それから「悲しい」「怖い」「苦しい」という言葉になっていく。

心理学や神経科学の世界では、そのことがだんだん明らかになってきています。

だから、頭だけをいくら動かしても、身体が持ち続けているものには届かないことがある。

「考えすぎてしまう自分」を責めなくていいんです。

ただ、アプローチの順番が違っただけかもしれない。


身体から入る、ということ

セラピーの世界には「ソマティック(身体的)アプローチ」と呼ばれる考え方があります。

むずかしい言葉ですが、やっていることはとてもシンプルです。

「今、自分の身体で何が起きているかに気づく」
それだけです。

変えようとしなくていい。直そうとしなくていい。ただ、気づく。
これが出発点になります。


お読みいただき、ありがとうございます。
この続きは、また明日書きたいと思います。

投稿者プロフィール

水田 透
水田 透くれたけ心理相談室(高知支部)心理カウンセラー
相談者様の心にそっと寄り添い、少しでも軽くなるお手伝いができればと思っています。
心理カウンセラー 水田 透

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