蟻と蜘蛛
小さなものほど、
よく見ていると急いでいます。
けれど、その急ぎ方は、
誰かに追われているようには見えません。
迷いながらでもなく、
競い合っているようでもなく、
ただ、自分の役目へ戻っていくような足取りです。
速さばかりが目につく日があります。
けれど、どこへ向かっているかより、
何に導かれて歩いているのか。
そのほうが、
ずっと静かな問いなのかもしれません。
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